26フリームスとレガリスはどっちを買うべきか|価格差・性能差・選び方を比較

ダイワのスピニングリールを選ぶとき、入門〜中級クラスで候補に入りやすいのが「23レガリス」と「26フリームス」です。

どちらも価格を抑えながら幅広い釣りに使える汎用スピニングですが、選ぶ基準は少し違います。

コストパフォーマンス重視なら23レガリス。海で長く使う安心感や細部の操作感まで求めるなら26フリームス。

ただし、実売価格で5,000〜6,000円ほど差がある場合、多くの人にとってはレガリスで十分満足できると思います。

この記事では、23レガリスと26フリームスの違いを、価格差、操作感、防水性、剛性感、用途別の選び方から整理します。

目次

価格差で考える選び方:大半の人は23レガリスで十分

23レガリスと26フリームスは、どちらも優秀なスピニングリールです。

ただ、コストパフォーマンスで見るなら、23レガリスの強さはかなり目立ちます。

実売価格の目安として、レガリスは1万円前後、フリームスは1万5,000〜1万6,000円前後。
もちろん価格は時期や番手によって変わりますが、仮に5,000〜6,000円ほど差があるなら、その差は小さくありません。

入門者にとって、その金額があればPEライン、リーダー、ルアー、スナップ、フックなどをかなり揃えられます。

そのため、最初の1台として考えるなら、無理にフリームスまで上げず、レガリスを選んで浮いた予算を周辺道具に回す判断はかなり合理的です。

23レガリスが起こした“逆転現象”

この比較で面白いのは、23レガリスが単なる下位機種ではないことです。

21フリームスはMAGSEALEDを搭載した実用機でしたが、発売時期の関係でAIRDRIVE ROTORやATD TYPE-Lは搭載していませんでした。

一方、23レガリスは下位価格帯でありながら、AIRDRIVE ROTOR、ATD TYPE-L、ネジ込み式ハンドルなどを採用し、巻き出しの軽さや操作感では21フリームスを上回るような状況を作りました。

つまり、23レガリスは価格が安いだけでなく、操作感の面でも非常に強いモデルだったということです。

26フリームスは、その逆転現象を解消し、AIRDRIVE ROTORとMAGSEALEDを両立したモデルとして見ると分かりやすいでしょう。

26フリームスの価値は、AIRDRIVE ROTORによる巻き出しの軽さと、MAGSEALEDによる防水性を両立したことにあります。

23レガリスもAIRDRIVE ROTORを搭載しているため操作感は非常に優秀ですが、MAGSEALEDはありません。逆に21フリームスはMAGSEALEDを搭載していましたが、AIRDRIVE ROTORは非搭載でした。

26フリームスは、この両方を揃えたことで、ようやくレガリスより上の実用機として分かりやすくなりました。

23レガリス|コスパ最強の汎用スピニング

23レガリスは、軽量なZAION VボディとAIRDRIVE ROTORを採用した、コストパフォーマンス重視の汎用スピニングです。

1万円前後の価格帯ながら、巻き出しの軽さ、操作感、軽量性のバランスが高く、現在の入門〜中級入口モデルとしてかなり完成度が高いリールです。

ライトゲーム、エギング、チニング、シーバス、淡水ルアーなど、幅広い釣りに使いやすく、最初の1台として選びやすいモデルです。

26フリームス|細部の快適性を高めた実用寄りモデル

26フリームスは、レガリスよりも一段上の実用性を意識したモデルです。

大きな違いは、単純な自重やギア比ではなく、ベール、ドラグ、防水性といった実釣中に効いてくる部分です。

  • AIRDRIVE BAIL:ベールまわりの操作感や安心感に関わる部分
  • ATD TYPE-L:ドラグの初動レスポンスを重視した仕様
  • スプール別体ラチェット:ドラグ音や作動感に関わる仕様
  • MAGSEALED:ピニオン部に搭載された防水・防塵系の機構

つまり、レガリスが「価格に対する完成度」を重視したリールだとすれば、フリームスは「長く使う前提の快適性」を高めたリールと考えると分かりやすいです。

基本スペックは大きく変わらない

23レガリスと26フリームスを同じLT3000CXHで比べると、基本スペックには大きな差がありません。
21フリームスも並べてみます。

モデル名 21 フリームス LT3000CXH 23 レガリス LT3000CXH 26 フリームス LT3000CXH
ギア比 6.2 6.2 6.2
自重(g) 210 200 200
最大巻取(cm) 93 93 93
最大ドラグ(kg) 10 10 10
BB数 5 5 5
PE 1-200 1-200_1.2-190_1.5-170 1-200
スプール素材 アルミニウム アルミニウム アルミニウム
ギア素材 亜鉛 亜鉛 亜鉛
フレーム素材 ZAION V ZAION V ZAION V
ローター素材 ZAION V ZAION V ZAION V
エアドライブデザイン -
エアドライブローター -
エアベール - - -
エアドライブベール -
エアドライブスプール - - -
エアドライブシャフト - - -
モノコックボディ - - -
マグシールド -
オンオフストッパー
MCタフデジギア - - -
タフデジギア -
LC-ABS -
定価(円) 18,000 14,100 21,400

自重、ギア比、巻取り長さ、最大ドラグ力はほぼ同じというか変わりません。

そのため、カタログ上の数値だけを見ると「レガリスで十分では?」と感じるはずです。実際、ライトゲーム、エギング、チニング、軽めのシーバスなどでは、レガリスで十分な場面は多いと思います。

フリームスの価値は、スペック表の数字よりも、ベール、ドラグ、防水性といった細部の快適性にあります。

なお、21フリームスはMAGSEALEDを搭載していましたが、AIRDRIVE ROTORやATD TYPE-Lは非搭載でした。そのため、現在あえて21フリームスを選ぶ理由は、旧型セールや中古でかなり安く買える場合に限られます。

技術・機能23レガリス26フリームス
AIRDRIVE ROTOR搭載搭載
AIRDRIVE BAILワイヤータイプ中空パイプタイプ
MAGSEALEDなしあり
ATD TYPE-L搭載搭載
スプール別体ラチェットありあり
ネジ込み式ハンドルありあり
モノコックボディなしなし

操作感・巻き心地の違い

操作感や巻き心地については、レガリスとフリームスで大きな差は出にくいです。

どちらもAIRDRIVE ROTORを採用しており、巻き出しの軽さやストップ&ゴーのしやすさは、この価格帯としてかなり優れています。

特にレガリスは、価格を考えると非常に優秀です。ねじ込み式ハンドルの採用もあり、過去の低価格帯リールにありがちだった安っぽさはかなり薄くなっています。

また、レガリスはMAGSEALED非搭載です。
防水性という意味ではフリームスに劣りますが、そのぶん巻きが軽く、メンテナンス面でもシンプルです。

淡水やライトソルト中心で、釣行後に水洗いと乾燥をきちんと行うなら、MAGSEALEDなしでも十分に使える場面は多いです。

26フリームスで分かりやすく良くなったのは、ベールまわりです。
これは実際に釣りフェスの会場で触ったのですごくよくわかりました。

従来のダイワ低価格帯にありがちだった、ベール操作のもっさり感やカチッとしにくい印象がかなり薄くなっています。

巻き心地だけで見るとレガリスとの差は大きくないかもしれませんが、ベール操作やラインまわりの安心感まで含めると、フリームスを選ぶ理由は出てきますね。

剛性感・パワーの違い

剛性感やパワーについては、フリームスのほうがわずかに有利です。

両機種ともZAION Vを採用しており、以前の低価格帯リールより剛性は上がっています。ただし、ショアジギングや青物のように強い負荷がかかる釣りでは、レガリスだとリールが負ける感覚が出る場面があります。

その点、フリームスのほうが少し安心感があります。

とはいえ、フリームスを選べば本格的なショアジギングまで安心、というわけではありません。青物や重めのジグを本格的に扱うなら、さらに剛性の高いリールや、シマノのナスキー、アルテグラなども含めて比較したほうがよいです。

MAGSEALEDは安心材料。ただし過信はしない

26フリームスとレガリスの大きな違いのひとつが、MAGSEALEDです。

26フリームスには、ピニオン部にMAGSEALEDが採用されています。海で使うリールとしては、防水性・防塵性の面で安心材料になります。

ただし、MAGSEALEDがあるから絶対に長持ちする、とは言い切れません。

使用頻度、釣行後の水洗い、保管方法、個体差、使用環境によって、リールの状態は大きく変わります。一部のレビューでは、初期段階のゴリ感や異音、ベール下がりのような不安を指摘する声もあります。

もちろん、これはすべての個体に当てはまる話ではありません。ただ、MAGSEALEDがあるから耐久性で無条件に圧勝、と考えるのは少し危険です。

フリームスは、海で長く使う前提の安心感を少し上乗せするモデル、と見るのが現実的です。

レガリスが向いている人

23レガリスが向いているのは、次のような人です。

  • 価格を抑えたい
  • 最初の1台が欲しい
  • ライトゲーム、エギング、チニング、バス、軽めのシーバスに使いたい
  • 浮いた予算でラインやルアーを揃えたい
  • ベールやドラグの細かな違いまでは気にしない

レガリスの最大の強みは、1万円前後で買えることが多い価格帯で、軽さ、巻き心地、操作感のバランスが高いことです。

特に最初の1台としてはかなり優秀です。無理にフリームスまで上げず、レガリスを選んで周辺道具を充実させるほうが、釣り全体の満足度は高くなる場合があります。

フリームスが向いている人

26フリームスが向いているのは、次のような人です。

  • 海釣りで長く使いたい
  • ベール操作やドラグの質感も気にしたい
  • ライトラインでドラグ性能を重視したい
  • レガリスより少し剛性感が欲しい
  • 価格差が小さいなら上位モデルを選びたい
  • 細いラインを使うライトゲーム、エギング、チニングで安心感を重視したい

フリームスは、レガリスよりも細部の安心感を高めたリールです。

AIRDRIVE BAIL、ATD TYPE-L、MAGSEALEDなど、実釣中の快適性や長期使用時の安心感に関わる部分が強化されています。

また、これは主観ではありますが、今回はカラーリングをシックにまとめていて、ちょっとグレードが上がったような見た目になってますね。ワンピースベールも美しいです。

レガリスの完成度が高いため、巻き心地や操作感だけで見ると「そこまで差がない」と感じる人もいるはずなので、価格差が大きいと感じる場合は、フリームスではなくレガリスを選ぶ判断も十分に合理的です。

パワーゲームならシマノも比較したい

レガリスやフリームスは、ライトゲーム、エギング、チニング、バス、軽めのシーバスなど、ライトな釣りにはかなり強いリールです。

一方で、ライトショアジギング、サーフ、青物狙いのように高い剛性や耐久性が求められる釣りでは、ダイワ内だけでなくシマノも含めて比較したほうがよいです。

たとえば、ナスキーやアルテグラは、巻きの安定感や剛性感を重視する人にとって候補になります。

レガリスとフリームスだけで完結させず、3000番〜4000番クラス全体で見たほうが失敗しにくい場面もあります。

また、シマノ派であればナスキーやアルテグラも候補になります。よく使う番手をアルテグラ、サブ用途をナスキーにするような選び方も現実的です。

特に3000番クラスで、レガリス、フリームス、ナスキー、ミラベル、アルテグラを横並びで比較したい場合は、こちらの記事で詳しく整理しています。

まとめ|基本はレガリスで十分。長く使うならフリームスも候補

23レガリスと26フリームスは、どちらも優秀なスピニングリールです。

ただし、コストパフォーマンスで見るなら、23レガリスの強さはかなり目立ちます。

1万円前後で、軽さ、巻き出し、操作感のバランスが高く、ライトゲーム、エギング、チニング、バス、軽めのシーバスまで幅広く使えます。

26フリームスは、AIRDRIVE BAIL、ATD TYPE-L、MAGSEALEDなど、実釣での快適性や長期使用時の安心感に関わる部分が強化されています。

海で長く使いたい、操作感も大事にしたい、少しでも剛性感が欲しい人には、フリームスが向いています。

差額が6,000〜7,000円あるなら、レガリスのコストパフォーマンスはかなり強くなります。一方で、セールなどで差額が3,000円以内まで縮まるなら、MAGSEALEDやAIRDRIVE BAILを含めて、26フリームスを選ぶ価値は高くなります。

無理にフリームスを選ばず、レガリスを選んでラインやルアーに予算を回すのも賢い選び方です。

  • 予算を抑えて始めたいなら、23レガリス。
  • 海で長く使う前提なら、26フリームス。
  • ショアジギングや青物まで考えるなら、シマノを含めた上位候補も比較する。

どちらも悪い選択ではありません。

重要なのは、自分がリールに何を求めるかです。

価格と軽さを重視するならレガリス。操作感、防水性、長期使用の安心感まで求めるならフリームス。

この基準で選べば、大きく外すことはないはずです。

enjoy fishing life.

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